害虫と病気ー”出さない”ためにできることービカクシダを育てていると、避けて通れないのが害虫と病気の問題です。 ただ、出てから慌てて対処するよりも、普段から"出にくい環境"を整えておく方がずっと楽だと感じています。 私が意識しているのは三つ。 (1)通水で清潔に保つこと (2)株を詰め込みすぎないこ (3)日々よく観察して早く見つけること。 通水はほぼ毎日、時には2日に1回です。 ネコチップを使っているので余分な水は抜けやすく、基材の中に水が滞留しません。 これにより蜜露や汚れが残りにくく、病害虫の温床を作らずに済みます。 "流して清潔にする"ことを第一に考えています。 次に詰め込みすぎないこと。 壁面に掛けて管理していると、つい株を並べすぎてしまうことがあります。 見栄えは良くなりますが、株間が狭いと風通しが悪くなり、観察もしづらくなります。 少し余白を残しておくことで、害虫や病気の初期兆候に気づきやすくなりました。 三つ目は"早く見る"こと。 害虫は初期の段階で見つければ物理的に落とすだけで済むことが多いです。 特にカイガラムシは遭遇頻度が高く、放置すると株を弱らせます。 見つけ次第、アルコール綿やブラシでこすり落とし、必要であれば少量の薬剤で仕上げます。 ハダニは乾燥時期に出やすく、胞子葉の裏に小さな退色斑や糸を見つけたら要注意です。 この場合は水を葉裏にもしっかり流すようにします。 アブラムシは新芽に集まりやすく、柔らかい部分を重点的に観察しています。 病気では斑点病や軟腐を経験しました。 斑点は水滴が残りやすい部分や風通しの悪い場所に出やすいです。 見つけたら早めに葉を切除し、株間を広げるなどして対応します。 軟腐は進行が速いので、思い切って板替えや基材を入れ替えると、意外なほど早く落ち着くことがあります。 送風はエクメアムーブをダクトレールに設置し、照明と同じ時間帯(8:00~23:00)に運転しています。 風があることで葉面の乾きムラが減り、病害虫が定着しにくいのは実感しています。 今日の観察では、下段に掛けていた子株を中央へ移しました。 少し光量を増やして反応を見たいからです。 数日後、葉の色や線がどう変わるかを記録する予定です。 観察を続けることそのものが、病害虫対策として一番有効なのだと改めて感じました。 害虫や病気の管理は"完全になくす"ことはできません。 けれども、普段の観察を通して"早く気づく"ことができれば深刻化する前に食い止められます。 毎日のルーチンにこの確認を組み込み、日記に記録していくこと自体が最大の予防策です。 |